海外FXに関係する世界各国の金融ライセンスを大調査!信頼度の決め手はライセンス

2021年12月2日

海外のFX業者を選ぶ際、その業者が信頼できるかどうかの見極めは非常に重要です。

結論から申し上げますと、信頼できる海外FX業者を選ぶときの重要な指標が「金融ライセンスです。

海外FXでは国内には無い高レバレッジやクレジットボーナスなどのメリットがたくさんありますが、安心して取引できる業者は自分で選ばなければなりません。

ただし、「メジャーな金融ライセンスを持っているから口座開設しても大丈夫」というわけではありません。

例えば、オーストラリア金融ライセンス(ASIC)を所有していたPepper StoneやVantage FXは、規制当局の指導により、日本から撤退せざるを得ない状況になってしまったり…

最近では、Anzo Capital Marketが日本市場から完全撤退するというニュースがあったねえ~
いや~n…あれはおどろきでしたねぇ

海外FX業者を選ぶときは2つの視点で考える必要があります。

  1. 海外FX業者のグループ全体で保有している金融ライセンス
  2. 日本を管轄する法人の金融ライセンス

この記事では、世界各国の金融ライセンスについてまとめてみました。

Contents
  1. 海外FXの金融ライセンスとは?
  2. 日本の金融庁ライセンスは海外FXの魅力を消してしまう
  3. メジャーな金融ライセンス
  4. キプロス【CySEC】
    1. 2016年から規制の強化
    2. 登録金融庁にICFへの加入を義務付けている
    3. 分別保管を義務付けている
  5. イギリス【FCA】
    1. 世界最難関の審査基準
    2. 顧客資産取り扱い規定が存在する
    3. FX業者破綻の際でも最大約1000ポンドまで補償
  6. イギリス領バージン諸島【BVIFSC】
    1. FX業者が破綻しても補填を受けられない
    2. イギリス本土と比較して審査基準がゆるい
    3. BVIFSCを利用している海外FX業者ーeasyMarkets
  7. オーストラリア【ASIC】
    1. 撤退が相次ぐAISCライセンスの海外FX業者
  8. ベリーズ【IFSC】
    1. ペーパーカンパニーでも取得できてしまう金融ライセンス
    2. 信頼性が他のライセンスを比べると劣る
    3. IFSCを利用している海外FX業者ーAXIORY
  9. ニュージーランド【FMA】
    1. ニュージーランド内にもう一つあるライセンス「FMA」とは異なる
    2. 登録の難易度が上がってきている
    3. ニュージーランドライセンスには注意!!
  10. ケイマン諸島【CIMA】
    1. ルールはイギリスに似ている
    2. 公開されている情報の信憑性が高い
    3. ケイマン諸島は世界TOP10の国際金融センター
    4. CIMAライセンスは信頼できるオフショアライセンス
  11. セーシェル共和国【FSA】
    1. インセンティブを守るためにあえてFSAを利用する業者も存在する
    2. FSAライセンスは分別管理が義務付けられている
    3. FSAを利用している海外FX業者ーXM
  12. バヌアツ共和国【VFSC】
    1. 元々は審査の緩いオフショア金融規制機関だった
    2. 2019年の規制強化による厳格化
    3. VFSCを利用している海外FX業者ーTaitanFX・FBS・etc…
  13. セントビンセント・グレナディーン【FSA】
    1. 投資家が取引する企業を検索できる
    2. 銀行システムが脆弱など、国の情勢が整っていない
    3. FSAを利用している海外FX業者ーBIGBOSS・IS6FX・etc…
  14. 各業者の金融ライセンス一覧
  15. グループ会社のライセンスにも注目
  16. 金融ライセンスの厳格化の流れが世界的に!?
  17. まとめ

海外FXの金融ライセンスとは?

金融ライセンスとは、金融関係の事業を行うために必要な許可のことをいいます。

これは、それぞれの国が自国で活動する金融機関に対して発行するものです。

日本の場合は金融庁が行う第一種金融商品取引業登録などが該当するんだよ
な~るほど~!日本に例えられるととってもわかりやすいです
金融ライセンスを保有しているFX業者は、その国の金融当局が定める基準をクリアしているため、経営状態や投資家保護などに関して一定の信頼を置くことができます。

ただ、信頼性を第一に海外FX業者を選びたい方は、金融ライセンスは、発行元によって審査基準や難易度が異なる為、金融ライセンスの発行元にも着目することをお勧めします。

日本の金融庁ライセンスは海外FXの魅力を消してしまう

日本の金融庁ライセンスを取得していないという共通の特徴が海外FX業者にはあります。
しかし、これは日本の金融庁のライセンスの規定には、レバレッジを25倍までに抑えるというものが存在するためです。

海外FXのメリットは、レバレッジが高倍率で少額でも大きな利益を目指せることですよね?
このため、日本のライセンスを取得する旨みは少ないと言えるのでしょう。

また、日本のライセンスはFXの業者を守るために投資家の損失を補填することを禁止しています。
日本のライセンス下では「ゼロカットシステム」のような、損失を投資家の代わりに受け持つシステムが使用が出来なくなるのです。

なんだか日本…意地悪じゃないですか??
たしかにそうだなwwwまあでも安全の為だろきっと

日本の仕組みは海外のFX業者の特徴を、全て封じ込めてしまうことになるので、日本の金融庁ライセンスを取得していないのです。

メジャーな金融ライセンス

金融ライセンスっていったいどんなのがあるの?
金融ライセンスっていってもほんっとに数えきれないほどあるからな~
たっくさんありすぎてわかんない…
だよな~じゃあ今回は特別にメジャーものに絞って紹介していくぞ!

キプロス【CySEC】

キプロスライセンス

トルコの真下にある地中海の島国キプロスは国際的にも金融の要で、たくさんのFX業者の、拠点があることでも有名です。

2001年、そのキプロスが誕生させたのが金融ライセンス「CySEC」で、超難関ライセンスとして高い信頼性を得ています。

2016年から規制の強化

CySECは2013年のギリシャで起きた金融問題の波及を受け、2016年には信頼性の向上に向けて規制を強めました。

新規制は不要なリスクを排除した形になってて、より安定した健全な運営を業者に求めているらしいぞ!

CySECの新規性の内容

  • 新たに開設される口座のレバレッジを原則50倍に制限。(申請があれば500倍まで引き上げられる)
  • 取引を行った金額によってのボーナスを禁止
  • ゼロカットシステムの導入
  • 出金処理の迅速化(原則申請の翌日)

一時期キプロスの金融制度が不安視されたということもあり、今後は安定性が重視されていくことでしょう。

登録金融庁にICFへの加入を義務付けている

CySECのライセンスを取得する業者は、ICF(投資家補償基金)に加入する義務があります。

ICFとは業者の経営が破綻した時に、投資家に最大2万ユーロ(約240万円)の補償をしてくれる保証機関のことだよ
240万の保証されるの!?ひとまず安心できるライセンスね♪

しかし、現在はキプロスの規制方針が変わり、日本からCySECのライセンスを取得した業者での口座開設が不可能になっていますのでその点に関しては注意が必要です。

ということは、日本在住の方はICFの240万円の補償を受けることはできないので注意してね~理由はしらないけど~
あ~あ、日本在住じゃ保証されないなら期待して損しちゃったじゃない。

分別保管を義務付けている

CySECのライセンスには分別保管を義務付ける規定があります!
分別保管とは、業者が運営していく資金と投資のために、投資家が預けている資金を分けて保管しておく考え方です。

これのおかげで、万が一業者が倒産してしまった時も、投資家の資産が返還されない事態を防ぐことができるんだ。
え~それじゃあ240万円の保証金がもらえなくても安心ね♪

CySECは定期的に業者の資産の状況や、投資家などからの苦情にどのように対応しているかなどを確認し審査を行なうことで、安心を担保しています!

イギリス【FCA】

イギリスFCA

日本の金融庁のモデルは、イギリスと言われています。

そんなイギリスの金融ライセンスは「FCA」も一級品です!

FCAはFinancial Comduct Authorityの略称なんだとさ

FCAはイギリス政府から独立した、第三者機関として業者に対する監査を行なっています。

FCAのライセンスを発行する条件として、会社の設立場所を規定していませんのでイギリス国外の業者であっても、ライセンスを発行できるのがFCAの特徴です。

かつて不正が立て続けに起きてしまったイギリスにおいて、消費者の保護・金融システムの維持の大きな役割を担っているのです。

世界最難関の審査基準

FCAの審査基準は世界の中でも特に厳しいものとなっています。

資産に関する内訳やサポートの体制など、様々な条件をクリアする必要がある上に、ライセンスは更新制で毎年経営の状況を報告し、再度監査を受けなければなりません。

疑わしい場合は即刻ライセンスの取り消しの措置が行われるなど、不正に対して非常に厳しいです。

そのため、FCAを取得している業者に対しての、信頼性はかなり高いものだと言えるでしょう。

たしかに、審査が厳しいライセンスって信頼できるわね

EU脱退後は「投資会社よりも顧客が有するリスクへの対応に重点を置きつつ、規制コストを削減する」ことを念頭にEUとの協議を行なっているようです。

顧客資産取り扱い規定が存在する

リーマン・ショックの際に一部の顧客に資産が返却されなかったことを受け、FCAが定めた規定が存在します。

顧客資産を名義、資金の保護、記録の保持など様々な観点で守るように義務付けるなどした、さらに細かい管理方法が採用されました。

資産の返却に業者が関わり、不正が起きる状態だったものが改善され、業者が破綻した際に直接顧客に資産が返還される仕組みとなり安全性が高まっています。

FX業者破綻の際でも最大約1000ポンドまで補償

FCAのライセンスを取得した業者は、イギリスの補償機関FSCSに加入する義務があります。

FSCSは最大8.5万ポンド(約1000万円)を補償してくれる、消費者向けの補償機関です。

業者が倒産してしまった場合の保険ということになり、金額もしっかりとかバーをしてくれます。
過去にも多額の支払いをしている機関なので信頼性は抜群です。

このライセンスを取得している業者を使えばもしもの時に役立つ保証があるってわけね
そうだよ。大手が倒産することはあんまりないとは思うけど、世の中どうなるかなんて誰にも分らないからね
たしかにそうですね。最近またコロナの変異株が国内に入ってきましたしね…
ほんとだよ~。コロナのせいで市場が読みづらいったりゃあらしない

イギリス領バージン諸島【BVIFSC】

BVIFSCライセンス

ケイマン諸島と同じく、世界的なタックスヘイヴンとして有名なのがイギリス領バージン諸島です。

バージン諸島の金融サービス委員会であるBVIFSCは2001年12月に設立され、バージン諸島全ての金融機関の規制・監督を担っています。

BVIFSCには18の部署があり、金融機関に適切な指導を行っています。

投資家・消費者の利益を守り、金融センターとしてコンプライアンスを作っていくことを目的に運営がされています。

イギリス本土とは違って金融機関が破綻した場合でも補償などは原則としてないから注意してね
それなら本土のFCAよりもはるかに取得要件が低い金融ライセンスってことですねえ
まあ簡潔にまとめるとそんなとこだな

FX業者が破綻しても補填を受けられない

BVIFSCは金融機関を適切に指導するために18の部署を持っていますが、その役割は金融機関に対する規制、指導などに留まっています。
FX業者の経営が破綻した場合の補償制度については定められておらず、投資家への補填は行われないので注意が必要です。必ず覚えておきましょう!!!

規制・監督については信頼性がありますが、万が一の場合には弱い一面もあります。

イギリス本土と比較して審査基準がゆるい

イギリス本土の金融ライセンスが非常に厳しい審査を行なっているのに比べ、BVIFSCには審査基準がゆるい部分が見受けられます。

さらに、資本金などもはっきりと定められていません。

業務を行えるだけの資金があれば良いとされているなど、最低限の必要事項さえ守っていれば、ライセンスを取得することができます。

取得難易度が低い分絶対的な信頼は難しいものの、規制や監督責任についてはしっかりと持っている機関なので、一定水準以上の安全は確保が可能です。

BVIFSCを利用している海外FX業者ーeasyMarkets

BVIFSCはマイナーライセンスであり、絶対安心といえる金融ライセンスではありません。しかしながら、各種要件や規制などは遵守されており、一定程度の安全は保たれていると言えそうです。

オーストラリア【ASIC】

ASICライセンス日本のちょうど南に位置するオーストラリア。オーストラリアは比較的治安も安定している国であり、シドニーにはたくさんの金融関連会社のビルが連なっています。

以前は、日本のトレーダーも積極的にASICS管轄になっているFX業者などを利用することができました。

ところが、日本の金融庁の要請によって、ASIC管轄下にあったFX業者の撤退が2014年に行われました。それがTitanFXの前身であるPepper Stone (ペッパーストーン) です。

現在、ASIC管轄下にあるFX業者に日本居住者のトレーダーがFX口座開設することは不可能です。

ASICは1998年に誕生し、オーストラリアで唯一の金融監視機関です。

もともとは、いくつかの規制局が同時に金融市場の監視を行っていましたが、2002年以降にすべての機能がASICに集約されました。

2019年現在、オーストラリアで活動するすべての銀行・金融関連業者などはASICの金融ライセンスを取得しなければいけません。

撤退が相次ぐAISCライセンスの海外FX業者

Pepper Stone(ペッパーストーン)の他にも、Vantage FX、Anzo Capital Marketsなど日本からの撤退が相次いでいます。

新規参入する海外FX業者もありますが、本を管轄する法人の金融ライセンスがAISCであるならば、口座開設はお勧めしません。

これまでの流れから考えると、日本から撤退せざるを得なくなるのは時間の問題だと思います。

グループ会社がASICライセンスを保有しているのであれば、信頼性がある程度高いと判断できます。これらの最新情報を取り入れて、うまく活用していきたいところです。

ベリーズ【IFSC】

IFSCライセンス

中央アメリカ北東部、カリブ海に面する国ベリーズ。普段耳にする機会は少ないかもしれませんがベリーズは金融業が盛んで税制面から注目をされている国の一つです。

美しい海とサンゴ礁に囲まれ、カリブ海の宝石とも呼ばれているようです。

イギリスの植民地だったことから、多くの国民は英語とスペイン語の2言語を話すことができます。

ベリーズは1981年にイギリスから独立し、観光や金融業が盛んな国である為、国際金融サービス委員会IFSCは、盛んな金融業を国際的なものにするべく立ち上げられた機関で、海外からの申請も多い金融ライセンスの1つとなっています。

ペーパーカンパニーでも取得できてしまう金融ライセンス

IFSCが設立されたのは1999年です。

IFSCの規定には、「本社をベリーズ国内に置く」という要件は特に無く、ペーパーカンパニーなども容易に作れてしまうのが現状です。

さらに、ベリーズでは税制上のメリットもあり、会社を国内に設置する必要がなく、国外で得た利益を申告する必要がありません。

いわゆるタックスヘブンとして注目されている金融ライセンスの1つだね。

そして、近年ライセンス取得のための最低資本金が定められたものの、ライセンス取得のための要件は比較的容易なものが多く、規制としては弱いものとなっています。

IFSCの掲げる目標

  1. 国際金融サービスの中心地として、ベリーズを発展させる
  2. オフショア金融センターとして、ベリーズの評判を維持及び強化する
  3. ベリーズ国内の金融機関の監督・規制をする
  4. 金融サービスの規制に関しての方針を作成する
  5. 種々の変更が生じた場合は速やかに情報を発信する

書類のみで会社を立ち上げるペーパーカンパニーでもライセンスを取得できるため、会社を有利に立ち上げるための手段として活用されている面が強いです。

信頼性が他のライセンスを比べると劣る

2020年現在、IFSCは他のライセンスと比べると取得が簡単なものとなっています。
取得難易度が簡単ということはその分、規制・審査が甘いものであることを示しており、信頼性も低くなってしまうことを意味しています。

このライセンスを取得している業者も少なからずおり、利用者数が増えていくにつれて規制が整えられていくため、今後の動向に期待のライセンスです。

IFSCを利用している海外FX業者ーAXIORY

Axiory Global Limited.ライセンス番号 : IFSC/60/255/TS/19
GeneTradeライセンス番号 : IFSC/60/366/TS/18

Axiory に関しては、あえてマイナーライセンスであるIFSCを取得しているという事情があります。今後のIFSCの動向に注目です。

ニュージーランド【FMA】

FMAライセンス

南半球にあり、オーストラリアの東に位置する島国、ニュージーランド。農業が盛んな国で乳製品や農産物が主に輸出されている国です。以前のニュージーランド金融ライセンスは非常に緩い規制で知られており、中には実態がない金融業者が含まれていたこともあります。

2010年までにニュージーランド証券取引委員会が監督していた金融業者が破綻したり、トレーダーの損失など多くの批判を受けました。このような事態を受けて、信頼を回復し投資家が安心して取り引きができるように新たに設けられたのがFMA(ニュージーランド金融市場統制局)です。2011年5月1日に設立されました。

現在(2019年)では監督機関が再編され、規制が厳格になっています。この規制機能の統合によって、多くのFX業者がニュージーランドライセンスを取り消されたというニュースもありました。

ニュージーランド内にもう一つあるライセンス「FMA」とは異なる

ニュージーランドには【FMA】【FSP】それぞれ2つのライセンスが存在しています。
「FMA」は、正式な金融監督機関として存在しているのに対して、「FSPR」は金融サービス提供者である事を名簿に記しているだけです。

この違いから読み取れることは、FMAの方がライセンスとしては信頼ができるものであるということです。
そのため、他のライセンスと比較をしても発行の難易度は低いです。

FSPRとFMAの違いとは

ネットを調べるとよく、ニュージーランドライセンスは気を付けた方がいい!と書いてあるブログや口コミなどが多数見つかります。

また、一部のサイトではFSPR】が金融ライセンスを付与しているというような書き方がされていますが、FSPRとFMAというのは全く異なる組織です。

FMAニュージーランドの正式な金融監督機関
FSPR金融サービスを提供している業者であることを名簿に登録して管理している組織。ニュージーランド金融ライセンスとは一切関係ない。

FSPRの正式名称は「Financial Service Providers Register」といい、和訳すると「金融事業登録」となります。

なんだか誤解を生む名前ねえ

ちなみに、FSPRへの登録は基準を満たしていれば可能です。

しかし、ニュージーランド国内で金融活動をすることは許可されていません。つまり、登録だけであれば非常に容易にできてしまいます。

一方、FMAはニュージーランドの金融規制機関であり、日本でいうところの金融庁に相当します。

審査規準も設けられており、近年ますます厳格化されています。FX業者の中には、FSPRへの登録を金融ライセンスのように紹介しているところもありますので注意が必要です。

登録の難易度が上がってきている

FMAと異なることから、信頼性に疑問が残っているかと思いますが、FSPも業者の質を重要視し始めてきています。
例えば、2015年の10月頃に方針の転換を行うと発表を出しました。

結果として既に登録をしていたものの条件を満たせていない業者のライセンスが剥奪されるなど、業界内ではニュースとして挙がりました。

お客様の立場においては、FSPがより信頼できるライセンスになってきているため、安心して取引ができるようになっています。

GemForexは本当にライセンスを取得したのか

GEMFOREXの公式サイトには以下のように解説されていました。

当社GEMFOREXは、ニュージーランドの金融ライセンスFSPを取得しています。

GemForex公式

確かに、FSPRにもガイダンスもあるので、何もないよりはましというレベルです。

なんでFSPRじゃなくて、“FSP“なのか疑問なんだけどね…

ただ、FSPRは、そもそも金融規制機関ではありません。つまり、FSPRに金融ライセンスを付与する権利はないのです。「FSPR=金融ライセンス」という表記には注意が必要です。

GEMFOREX自体は、出金拒否もなくカスタマーサポートも情報量もしっかりしているので基本は問題ないと思います。経営陣が日本人ということからも、日本人顧客向けのサービスが非常に充実している印象です。

ニュージーランドライセンスには注意!!

FMAが掲げている目標
  1. 公正で円滑な金融取引環境を提供し、金融市場を発展させること
  2. 全ての認可企業を監視し、消費者に安心して金融取引ができる環境を提供できるよう最大限の権限を行使すること

FMAは、定期的に管轄金融機関を監視し、必要な指導を行っていますし、さらに定期的なガイドラインの更新により、時代に合わせた監視機能を保っています。

そして上記のような目標を掲げているニュージーランドライセンスは以前よりも信頼性と安全性が向上していると言えるでしょう。

しかし、その信憑性を利用して、中にはFSPRをあたかも金融ライセンスを取得しているかのように記載しているFX業者があるのも事実ですので、根拠も証明もなしにFSPRを取得したと記載している業者には、十分注意が必要です!

ケイマン諸島【CIMA】

CIMAライセンス

アメリカの南に位置する3つの島で構成されており、イギリスの領地となっているのがケイマン諸島です。

ケイマン諸島の生活水準は他の島国と比べて高く、観光業と金融業で成り立っています。

金融とは関係ないようなイメージがありますが、ケイマン諸島は世界有数の金融センターとしても非常に有名です。
銀行サービスのレベルが高く、税金に関しての優遇措置が取られているため、税金対策の地としても非常に人気があるというのがケイマン諸島が世界有数の金融センターと呼ばれる所以です。

多くの税制度の優遇は、その国の中での経済活動に当てられますが、ケイマン諸島の外で得た利益も全て非課税となるのが特徴的です。

ルールはイギリスに似ている

ケイマン諸島はイギリスの海外領地となっています。
そのため、基本的な法律・規制はイギリスに近しいものがあります。

ケイマン諸島のなかで事業を行わない場合は法人税を払わなくても良いといったルールがあり、たくさんの企業が名義のみをケイマン諸島に置いているのも事実です。

自治権自体は持っているので、政府や裁判所についてはイギリスから独立しているものの、国際的な処理については全てイギリスが対応することになっています。

公開されている情報の信憑性が高い

CIMAは情報の透明性に細心の注意を払っており、高い水準を保っています。
そのため、国際的な金融センターとしての高い地位を獲得し、信頼されています。

さらに、大手格付け会社からもAA-の評価を受けるなど経済のリスクが低く、政治も安定していることから、多くの世界的メガバンクが進出しています。銀行サービスも先進的で、その数は実に570以上です。

信頼性・信憑性という面では十分な数です。

監視している企業数
銀行110
ミューチュアル・ファンド(※投資信託)10709
※ミューチュアル・ファンド➡米国の一般的な投資信託のことで、これは複数の投資家が資金を提供し、共同で運用するスタイルのこと。
投資家はいつでも加入・解約ができるオープンエンド型で、自由運用投資信託とも呼ばれています。
CIMAは、1万以上の企業を監督していることが分かりますね。その中には世界的に有名なメガバンクや保険会社なども含まれています。なお、海外FX業者の中ではTradeviewがCIMAライセンスを取得しています。

海外FX業者 Tradeview

TradeviewはcTraderという取引プラットフォームが利用できる海外FX業者です。cTraderを利用するなら、Tradeviewがおすすめです。

ライセンス取得に関する情報は全て公開されており、CIMAの公式ホームページから確認をすることが可能です。

発足からの歴史も古く、1997年から約20年もの実績があります。
保有する記録や統計なども全て確認することができるため、興味がある方は確認してみましょう。

ケイマン諸島は世界TOP10の国際金融センター

ケイマン諸島金融庁(CIMA)は1997年1月1日に設立されました。以来活動を続けており、2021年現在、ケイマン諸島金融庁(CIMA)は、国際金融センターとしての地位を確立しています。情報公開も透明性があり、金融ライセンスに関するすべての要件が公開されています。

ライセンスの要件例
  1. 毎年の外部監査の実施
  2. コンプライアンス証明の提出
  3. 企業情報の変更の届出
  4. ライセンス保有企業の内部資金管理状況の報告
  5. 月次取引明細の報告(FX業者など)
  6. 決算の提出

2013年からは、ケイマン諸島政府が金融庁を管轄しています。CIMAの公式ホームページからは、CIMAが保有している記録や統計などを閲覧することも可能です。

CIMAライセンスは信頼できるオフショアライセンス

オフショア金融規制機関としては絶大の信頼と安全が特徴的なCIMAライセンスです。取得している海外FX業者は非常に少ないですが、それだけ信頼性も高いということがわかります。

今後もCIMAを取得する企業が増えてくる可能性があります。

セーシェル共和国【FSA】

FSA

セーシェルは、東アフリカ沖に位置する115の島から構成されています。日本でこの国名を聞く機会は少ないかもしれません。

セーシェル金融サービス庁は2013年8月に設立され、セーシェル国内の銀行以外の金融サービス(FX業者、保険、投資会社など)の認可や監督をしている金融規制機関です。

前身のSIBA(Seychelles International Business Authority)は1994年に設立されましたが、金融サービスを監督する機関としての国際的な地位を高めるため、2013年にセーシェル金融サービス庁となりました。現在では11部門に分かれて監督業務を行っています。

いわゆるオフショアライセンスの典型的な例といえるでしょう。外国為替管理などはなく全ての資金を自由に移動でき、全く税金がかかりません。また、会計監査や最低資本要件なども一切ありません。(公式ウェブサイトより)

インセンティブを守るためにあえてFSAを利用する業者も存在する

No minimum share capital requirement.(最低自己資本金要件なし)
No requirement to audit accounts.(会計監査の必要なし)
No requirement for a company Secretary(会計書記役必要なし)

公式ウェブサイト

FSAは今後規制が厳しくなることも予想されますが、現状では上記記載の通り典型的なオフショアライセンスのライセンスといえます。

しかし、ボーナスやハイレバレッジのインセンティブを守るために、XMのようにあえてセーシェルライセンスを取得するFX業者も存在します。

欧州のXMは、他にも難関ライセンスを複数保持しているんだよ。

金融ライセンスだけでFX業者を判断してしまうと、優良なFX業者を見逃してしまうかもしれません。

企業全体としての信頼性や安全性、サポート体制やサービス内容を判断してFX業者を選ぶことが大切です。

FSAライセンスは分別管理が義務付けられている

セーシェルの法律で、顧客資金と運営資金の分別保管が定められています。そのため、FX業者が破綻し場合でも顧客資産は安全です。

セーシェルライセンスを持っている業者であれば、グループ会社が厳格な金融ライセンスを保有しているのか、補償サービスはあるのか、評判はどうなのか等を調べておく必要があります。

FSAを利用している海外FX業者ーXM

XMTradingライセンス番号 : SD010
Exness
(Nymstar Limited)
ライセンス番号 : SD025
Exclusive Marketsライセンス番号 : SD031

バヌアツ共和国【VFSC】

VFSCライセンス

約80の小さな島で構成される、南太平洋の小さな島国がバヌアツ共和国です。
バヌアツ共和国は所得税、法人税などがかからず、タックスヘイヴンとして有名です。

オフショアの金融規制機関ですねっ
金融サービス委員会VFSCは1993年に設立され、そして、バヌアツ国内の金融サービスの規制をしています。

国際的な信頼性の獲得を目指して公平中立に企業を監査しているのが特徴です。

元々は審査の緩いオフショア金融規制機関だった

VFSCは長い間取得の容易な、オフショア金融規制機関として長らく親しまれてきました。

しかし、取得難易度が低く規制が緩かったために、信頼性の低い金融ライセンスとしても名が知れ渡ってしまう結果となってしまいました…

VFSCは信頼回復のため、2019年に規制強化を図ります。

2019年の規制強化による厳格化

2019年3月に実施された、規制強化の内容は以下のようなものでした。

  • ライセンスをA、B、Cの三つのクラスに分け、それぞれ提供するサービスごとにクラスを定める
  • 取締役は5年以上の、証券取引経験者に限定する
  • 経営者もしくは、取締役は1年のうちの半分以上をバヌアツで過ごさなくてはならない
  • 金融機関に対する監査法人は、事前にVFSCからの許可が必要
  • 専門職業賠償責任保険への加入を義務付ける

この規制の実施でペーパーカンパニーなどはバヌアツに企業を移すか、ライセンスの保有を諦めるかを選択することになり、多くの業者が撤退。

この施策は、安定した経営を行う信頼性のある企業のみにライセンスを取得させることに成功し、結果的にVFSCの信頼向上に繋がりました。

今後も世界各国で規制が厳しくなっていく、流れになるかもしれません。

VFSCを利用している海外FX業者ーTaitanFX・FBS・etc…

TitanFXライセンス番号 : 40313
Milton Marketsライセンス番号 : 40370
FBSライセンス番号 : 301924

バヌアツ金融ライセンスを取得しているTitanFXは、以下のような発表をしています。

VFSCライセンス取得には、法人代表者、株主、スタッフの身元調査をはじめ、担保供託、独立監査、紛争解決、公正取引の義務付け等、厳格な規制監督と要件が求められることから、お客様には、これまで()以上に弊社のサービスに信頼頂ける環境となりました。

引用元: TitanFX 案内メール文【VFSC金融ライセンス許認可取得のご案内】

これまで=ニュージーランドのFPSRのことを示しています。TitanFXは現在、ニュージランドのFPSRの登録を解除し、代わりにバヌアツライセンスを取得しているという経緯があります。

先述の通りオフショア金融規制機関ではありますが、基本的な要件などを満たしていないと金融ライセンスを取得することはできません。

セントビンセント・グレナディーン【FSA】

FSAライセンス

イギリスの連邦国の一つでカリブ海の東に位置するセントビンセント・グレナディーンの金融機関は、他の金融機関に比べると緩く、評価もそれほど高くないのが現状です。

FSAは2012年に設立され登録されている金融機関の監督・規制を行っており、公式ホームページで情報の公開を行っています。

投資家が取引する企業を検索できる

FSAでは監督を行っている、全ての金融機関の情報をホームページで公開中。
検索をすることで取引先の企業を確認できるため、投資家にとって便利な機能です。

ペーパーカンパニーを立ち上げて運営する手法は、多くの海外FX業者の間で行われている手法でもあります。
会社にどのような規制が入っているのかを、把握することはトラブル回避にも役立つでしょう。

銀行システムが脆弱など、国の情勢が整っていない

セントビンセント・グレナディーンでは、税金や資産の保護などの企業を、立ち上げるために有利な条件が整えられています。
しかし、観光地ということで物価が高いが、国民の給料は安い状態で国自体が豊かとは言えない状態です。

銀行も整備が整っているとは言えずに、脆弱性があるため信頼性が低いのが現状なんだ

ライセンスに関しても投資家の資産の保護がなく、取得に対する難易度が低いため信頼性が高いものとは言えません。

FSAを利用している海外FX業者ーBIGBOSS・IS6FX・etc…

Land-FXライセンス番号 : 23627 IBC 2016
Bigbossライセンス番号 : 380 LLC 2020
MYFX Marketsライセンス番号 : 24078 IBC 2017
IS6FXライセンス番号 : 25965 BC 2020

各業者の金融ライセンス一覧

海外FX業者ライセンスライセンス番号
セーシェル金融庁
【FSA】
SD010
ニュージーランド金融事業者登録
【FSPR】
FSP564306
ベリーズ国際的金融商品取扱業者登録
【IFSC】
000122/15
バヌアツ金融サービス委員会
【VFSC】
301475
セントビンセント・グレナディーン金融監督庁
【SVGFSA】
23356 IBC 2016
FXGTセーシャル金融共和国SD019
セントビンセント・グレナディーン金融監督庁
【SVGFSA】
23627 IBC 2016
英国領ヴァージン諸島金融監督庁
【BVIFSC】
SIBA/L/13/1060
セントビンセント・グレナディーン金融監督庁
【SVGFSA】
22747 IBC 2015
バヌアツ
法人登記のみ
ironfx brokerバミューダ
法人登記のみ
milton marketsバヌアツ金融サービス委員会
【VFSC】
4173
バミューダ法人登記
英国領ケイマン諸島金融監督庁
【CIMA】
585163
IS6FXセーシェル法人登記

グループ会社のライセンスにも注目

イギリスが発行しているFCAは、世界の金融ライセンスの中でも特に審査基準が厳しいことでも有名です。また、キプロスのCySecも、入金額以上の損失を負わない投資家保護の制度であるゼロカットを義務付けるなど比較的厳しい規制を行っています。

こうしたライセンスを保持する海外FX業者を使いたいというニーズもあると思いますが、日本で活動している海外FX業者は基本的に、セーシェルなどの規制の緩い国のライセンスで登録されています。

理由は、イギリスなどEU圏では日本と同様にレバレッジ規制が行われており、海外FXのメリットの1つである高いレバレッジが提供できないからです。

そのため、海外FX業者の中には、FCAやCySecなどの規制の厳しいライセンスを持っている業者が、セーシェルなどの規制の緩い国に別法人を設立して日本向けの営業を行っているケースがあります。

別法人とはいえ、グループとしてしっかりとしたライセンスを保有できる会社であるということは評価できるポイントですので、こういった点にも着目してみることをおすすめします。

それでは、以下で海外FX業者大手のXM(エックス エム)のライセンスについて紹介します。

金融ライセンスの厳格化の流れが世界的に!?

オフショア金融規制機関として有名でしたが、新規制政策によって、今までより信頼性のある企業だけが厳選され、それ以外の企業はライセンス解除という方向性になっているようです。

この動きに続いて、他のオフショア金融規制機関の動きも活発になるかもしれません。世界的に規制厳格化の動きは続いていきそうな予感です。

まとめ

海外FXの信頼性を図る重要な要素の一つが、金融ライセンスを取得しているかどうか。

基本的に海外のFX業者は、レバレッジなどに強い制限がかかってしまう日本のライセンスは取得せず、日本向けサービスであっても海外のライセンスを取得しています。

金融ライセンスがあるから絶対に安心というわけではないのですが、監査・規制の側面から見れば、信頼性の判断材料としては十分効力があるものだと言えるでしょう。

一口に金融ライセンスと言っても、その取得に必要な要件はライセンスを発行している国や機関によって大きく異なります。取得難易度が高く、監査が厳しいほど信頼性が高いですよ。

ライセンスの信頼度はどのくらいあるのかについて考えると、より良い業者選びができますよ。

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Posted by compliance